誰かの手から道具が取り上げられる時

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ジョン・ヘンリーのブルーズ

ヘンリーは大きくて強い人として生まれた。
ヘンリーはその手で成し遂げていた。
だけど、誰かがヘンリーの手から道具を取り上げようとした。
ジョン・ヘンリーは戦った。
そしてジョン・ヘンリーは旅立った。

そんな歌があったかどうかはわからないがこの物語はいろんな形で語り続けられている。

さて、技術や価値の変革が起きるとそれまでのスタンダードは一気に陳腐化し不要なものになってしまう。

ユーザーは爆発的に伸びるが利用シーンが変化する
だから市場は部分的に成長したり衰退したりを繰り返す。

世界中でカメラのシャッター音はなり続け画像を記録することは増えているがそれをプリントする機会はどんどん減っている。

世界中でゲームにいそしむ人は増えたがゲーセンから足が遠のいた人は多い。

起きてる間じゅうお気に入りの音楽がイヤフォンから鳴りっぱなし、だけど最近CD/DVDを買った記憶がない。

その陰で誰かの手から道具がなくなる。

レコード店、ゲーセン…。
でも、
インターネットによる音源配信(合法・非合法)は増え続け、ダウンロードした曲をケータイ端末で楽しむ。また、それと同時にその端末でオンラインゲームも楽しむ。

ジョン・ヘンリーは戦った。
それはある意味非合理・非効率であったが、ある側面では正義であった。

四輪車にエンジンが搭載され馬は仕事を失う。

経営の中で各拠点のデータが一元化されそれまで電卓だらけだった職場は各々のタブレットに結果とそのプロセスが届けられる。

ジョン・ヘンリーは戦った。
タクシーは無人化されドライバーは
過酷なところで働く人はロボットに
昨日までのシステムは開発は言語が変わったので
受付ではロボット嬢が
意思決定はAI化され

あなたの隣にジョン・ヘンリー
鏡に映るジョン・ヘンリー
スマホを覗くジョン・ヘンリー

あなたもいつかはジョン・ヘンリー?