海外で施設デザインの監修や企画に携わっているとこれまでまったく気にしなかった部分が気になり始める。
それまで「当たり前」とも持っていた価値観や方法がまったく無視されてクライアントが無反応になることもしばしば。。。
調子はくるうけど自分でもなんとなく「ハァハ〜〜〜ン」的な感覚が生まれる時がある。
「そんなの「ヤスブシン」で全然イケテナイよ」
って口では言うものの「それもいいね」なんて思う時もある。
で、出来上がったものをスマホで撮影すると「すごくカッコいいじゃん!」って感じに映る。
この感覚が現代なのかな。。。
実際の影がもたらす造形より、グラフィックで印刷された影はまさに2D
そもそも実物を見るよりネットにUPされた画像を見る人の方が圧倒的に多い。
で、その画像で評価が決まる。
どんな立体物も平面の画像になり、なんだがデバイス機能で色や明るさも補正されイラストのような画像が広がる。
逆算すればその写り方を気にした造作が必要な時代とも言える。
いつだって思う。
目の前に広がる富士山をスマホで撮影すると、いままで自分が見ていた富士山とは随分異なる写真が撮れる。
頭上に広がる空をスマホで撮影してもなんだか。。。
アニメで見た風景は自分の目で見た風景である。
スナップとは全然違う。
なんとなく2次元が楽しくもありリアリティなのかな。
と、思う。